アンバランスなバランス
2022.06.14

アンバランスと聞くと「見た目が悪い」とか「安定感が悪い」と言ったようなネガティブなイメージが先行しそうですが、建築をはじめ多種多様なデザインが溢れている近年においては、そのアンバランスさが独創性や装飾性を生み出し、バランスの取れた整理されたもの以上に個性やデザイン性においては高くなる気がします。
もちろん空間を構成する要素を個々で考えてしまうと、ただのアンバランスになってしまうので、空間全体でバランスを整えてあげる事は大切。
素材で見せるアンバランスなバランス
【写真】弊社施工事例より
昔の壁の素材だと土壁や板張りが主流で、近年だとビニルクロスが主流となり、中には塗壁やタイル貼りで仕上げる方も少なくありません。それはそれで綺麗な空間に仕上がり落ち着きと優しさのある空間が手に入れられます。しかし、もう少し遊び心やなんかポイントとなるデザイン性を求める方は素材で楽しむことも1つの手法。
上記で紹介している弊社の施工事例の写真。壁にデニム素材を使用しています。
端的に見ると白い空間の中にある異素材ですが、手前にあるリビングのソファと合わせる事で空間全体のバランスを整えています。
アクセントやアンバランスさを、「ただのアクセントやアンバランス」で終わらせない為に、空間全体を捉え様々な視点から考察していくことでより良い空間へと仕上げていきます。
余白を操作する
【写真】弊社施工事例より
空間の構成において余白を設けることはとても大切です。余白があると、空間にも、生活にも、行動にも余裕が生まれます。
それは視覚的な余白であったり、スペース的な余白であったり様々ですが、1つ1つの場所によって余白の取り方を考えていく必要があります。
何気なく設けたただのスペースでは「なにか物足りない」となってしまう事も少なくありません。そんな余白を操作する事で、空間の過ごし方や移動の仕方も自然と生まれてくるのです。
違和感のあるスペースも暮らしてみると居心地が良かったりするかもしれませんね。
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